リフォーム後の光熱費＋健康維持費削減額が瞬時に分かる
「ホームズ君 マイホーム断熱診断」バージョンアップ
2023年12月20日(水)日刊木材新聞（8面）
インテグラル（茨城県つくば市、藤間明美社長）は、住まいのおおよその断熱性能が瞬時に分かる無料ウェブプログラム「ホームズ君 マイホーム断熱診断」に年間光熱費とリフォーム後の光熱費削減額＋健康維持費削減額の目安が分かる機能を追加したVer.2を公開した。
同社は、2025年4月からの省エネ基準適合義務化に向けて新築の断熱化、省エネ化が進むことが確実視されることに加え、物価高騰、エネルギー費用の高騰が続き、生活者の節約や省エネへの関心が高まっていると考えている。
そこでマイホーム断熱診断で評価していた「断熱等級・UA値」「建物からの熱の逃げやすさ」「冬の夜間の温度の下がり方」に加えて、「年間光熱費」と「リフォーム後の光熱費削減額＋健康維持費削減額の目安」を追加。断熱リフォームによる費用削減効果の目安を分かりやすく示せるようにした。
光熱費（年間）は、断熱等級と断熱等級から推定した設備（空調、換気、給湯、照明）をもとに算出された電気・ガスなどの年間消費量（設計2次エネルギー消費量）に、全国統一の燃料費等の単価をかけて算出する。
リフォーム前とリフォーム後の年間光熱費削減額は、太陽光発電の有無と容量、ガスの種類（都市ガス／ＬＰガス）から算出する。
リフォーム後の光熱費削減額＋健康維持費削減額の目安は、住宅内温度に応じた医療費推定法の提案と医療費を考慮した経済的な住宅断熱性能の検討（日本建築学会環境系論文集、第86巻、第768号）を参考に30年間のグラフで表現する。
※本記事は、株式会社日刊木材新聞社様の許諾のもと転載しています。