日刊木材新聞にホームズ君「省エネ診断エキスパート」V4.20に関する記事が掲載されました
2021年4月14日(水)日刊木材新聞(1面)
省エネ適合説明義務化に対応
インテグラル
インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、1日から省エネ基準適合説明義務化が始まったのに合わせてホームズ君「省エネ診断エキスパート」Ver4.20 をリリースした。説明義務化に対応した書式の更新のほか、日本住宅・木材技術センターの電算プログラム認定も更新した。
「省エネ診断エキスパート」を更新
今回のバージョンアップでは、従来の開口部仕様表の廃止に伴い、日本サッシ協会の仕様表に基づいて、窓ごとに簡易計算できるようにした。採用するサッシの枠の種類、ガラス枚数、ガラス厚み、空気層などでU値を導き出せるようにしている。
日除け効果については、夏場の庇や軒の日射遮蔽効果について、標準計算法で対応できるようにした。現状は建築研究所のウェブプログラムで軒、庇の出、窓からの距離などに応じた計算を行い転記する作業が必要。次回の更新では、建築研究所のウェブプログラムについての質疑を行い、直接計算できるようにする予定だ。
基礎の計算については従来のGLから400ミリまでは基礎の立ち上がり部を線熱貫流率で計算していたが、新たに基礎断熱の底盤から熱損失を定常2次元伝熱計算で土間底盤からの熱損失も計算できるようになった。
例えば、従来の計算方法では熱損失9.21W/Kだったものが土間からの熱損失を計算すると21.55W/Kになり、大きな差が出る結果になった。基礎からの熱損失の計算は建築研究所β版が提供されており、正式運用を待って、同社の対応も検討したいと考えている。
開口部だけなら、大きな計算法による大きな差異はないが、基礎の熱損失計算まで加えると大きな違いが出てくると想定している。
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