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2022年6月17日


日刊木材新聞に「ホームズ君構造EX」に関する記事が掲載されました

BIMと構造計算ソフトを連携人通口の最適配置なども可能に

2022年6月14日(火)日刊木材新聞(10面)

BIMと構造計算ソフトを連携
BIMと構造計算ソフトを連携

インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)は、7月末をめどに構造計算ソフトの「住宅性能診断士 ホームズ君構造EX」をVer.4.0にバージョンアップし、BIMソフトとのデータ連携を可能にする。オートデスクのレヴィットから対応を始め、アーキCADやベクターワークスなどの対応ソフトを拡大していく。構造EXとプレカットCADはCEDXMファイルを介してデータ連携できることで、バージョンアップによってBIMからプレカットCADまでデータ連携が可能になる。
主な変更点は、BIMとのデータ連携を中間ファイルを介さずに直接連携できるようにすること。
レヴィットの画面のなかにアドインプログラムで構造EXを設け、直接連携できるようにする。
接合部などのデータを補完する必要があるケースが多いと見られるが、入力手間削減や入力ミスの防止にもつながる。
また、構造3Dビューアを標準で追加するほか、荷重の詳細を分かりやすく表示できるようにする。
基礎の人通口の設置に対して、配置や配筋などを自動で設定できるようにする。人通口の配置は、基礎への応力負担を考慮して最適解を提示する。同社では「これまでサポートセンターから、基礎の人通口で構造計算NGが出た場合の解消方法を相談されるケースが多かった」と話し、人通口位置や配筋の径、かぶり厚、本数など最適な配置を提案する。
許容応力度計算の検定NGの場合、改善案をアドバイスする。
大規模木造物件対応力を向上し、計算時間や印刷時間の短縮などを可能にする。
また、「省エネ診断エキスパート」もVer.4.3にバージョンアップし、3Dビューアで窓からの熱の逃げやすさ(U値)を線で表現。ガラス日射遮へいは線の色を変えて分かりやすく表示する。
外皮計算方法も変更し、基礎の形状や欄間付きドアなども設定した。
共同住宅、店舗併用住宅の熱的境界も係数を設けて計算できるようにする。
グーグルマップを下絵で取り込み、敷地や隣棟などを入力しやすくする。
開口部番号の編集機能や設備のパターンを登録することもできるようにする。