日刊木材新聞に7月8日開催のホームズ君オンラインセミナーに関する記事が掲載されました
2021年7月14日(水)日刊木材新聞(2面)
構造計算の入門セミナー開催
大橋名誉教授がポイント解説
インテグラル
インテグラル(茨城県つくば市、柳澤泰男社長)の「すまいの安心フォーラム」は、会員限定で大橋好光東京都市大学名誉教授による「木造住宅設計者のための構造計算入門セミナー」の1回目が8日にオンラインで開かれ、1000人を超える申し込み(申し込みベース)があった。
セミナーでは藤間明美インテグラル専務が「構造計算ソフトのホームズ君を販売しているが、構造計算のバックグラウンドなども大橋先生の講演で知ってほしい」と開催の狙いを話した。
同セミナーは月1回、6回連続の1回目で、初回は、大橋名誉教授が木造工法分類や構造計算ルート、仕様規定と性能規定など基本的なことから解説。
木材の強度は杉だと、同じヤング率でも強度のばらつきが大きいことや、「無等級材」として基準強度が告示で与えられているものも、旧製材JASと同等以上の品質管理が必要なことを指摘。また、土台のめり込みについては、変形量の確認という位置付けで、構造計算による安全性の確認とは若干意味合いが異なることを挙げた。
鋼材では、SS材(最低値を規定)とSN材(最低値と上限値を規定)という規格があり、強度の上限値が決まっており、どのように建物を壊していくかを想定し計算できる。
構造用合板の流通は2級が壁で、面内せん断耐力などを規定した1級の使用を推奨。
同社は、5日にホームズ君構造EXの新バージョンVer3.82 をリリース。梁せい、基礎配筋の自動計算時にロック機能を追加し、エラー箇所を設計者が意識して選択できるように変更したことなどを説明した。
第2回は8月19日に開かれる。
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