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2011年3月22日


災害ボランティアに参加しました。

インテグラルは、茨城県つくば市に所在しています。先日(2011年3月11日)の東北地方太平洋沖地震でつくば市自体も震度6弱を記録しました。一時的にはライフラインが不安定となり、断水という事態にありましたが、現在では復旧し、通常営業の運びとなっています。ご心配のメールをいただきましたホームズ君ユーザーのみなさまには、慎んで御礼申し上げます。 さて、そのつくば市に、お隣の県である福島県のいわき市から大勢の方が自主避難されてきています。つくば市では、2か所を避難所として施設開放をしています。 そこで、この連休、少しは役に立たねばと勇気を出して(?)、食事関連のボランティア活動を行ってきました。お手伝い内容としては、救援として提供された食料や飲料の配膳など、本当に簡単なものでした。時間交代制の仕事なので、ボランティア同士の引き継ぎもなく、ルールも衛生上の注意点ぐらい、それ以外はその時々で臨機応変に判断してください、という状況でした。 結果、とても十分とは言えない支援状況の中、ジレンマに押しつぶされそうになりながらも、幸い、たまたま、旧友が数人いたので、とにかく、できることをやろうということで、にわか会議をしながら、動きまわってきました。 (最大の足かせである、保健所の指導であるところの)調理範囲の大幅な制限をふまえ、集まっていた食料の組み合わせや温める方法に工夫をして、極力廃棄を出さずに、喜んでいただけるようにと活動してきました。 今回の活動は、ボランティアの管理力の重要性について、身にしみる経験となりました。事情の違う方々に対して、どこまで公平に支援をするかとか、将来的には避難者さんたちが自主的に生活基盤を築けるようにしなくてはならないなど、難しい課題がつきつけられていることが分かりました。実際、家が津波で無くなってしまっている方もおられれば、一時的にライフラインが確保できない間、自家用車で避難されて来た方もいます。 また、避難されてきて、数日が経過していることもあって、疲れが明らかに体に出てきている方もおられました。ご高齢の方々の姿には本当に心が痛みました。ご高齢の方は、明らかなるデジタルデバイドの犠牲にもなっています。 いわき市からの避難者の方は、原発が安定すれば自宅に戻れる方も多いかと思います。 一日も早く、原発の安全確認が確保されることを祈りたいと思います。