３月より建設しておりました、弊社の新・開発センターを開所しました。 この建物、”つくば木木エコプロジェクト”ということで、設計技術的には耐震 性と省エネ性を追求し、さらに、その結果の見える化を実現した建物となっています。 写真にあるモニタは、弊社の玄関に設置されております。 このモニターには、建物内の居室の温湿度環境をリアルタイム表示しているほか、 電力量（従量電灯、動力、太陽光発電量）を見える化しており、全ての社員や 来訪者が、この建物で消費しているエネルギーについて、意識することができる ようになっています。 このほか、震度計測もしており、余震もまだ頻繁にあるなか、本建物の揺れ方に ついて継続的にデータ収集をしています。 人の感覚に頼って判断していたものが、こうして、数値に表れ、比較分析が簡単 になると、合理的に捉えられるになったように思います。 単に蒸し暑いと表現していたものが、気温32℃、湿度70％と示されることにより、 たとえ、室温設定が28℃であっても、この状態を維持するための電力量と対費用効果を考えられるようになりました。 また、弊社建物は外断熱で、通常の空調に加え、床下エアコンを採用してい るため、これらの運転の仕方で同じ電力量で居室の快適性の確保も変わってくる ということがわかってきました。 こうした見える化によって、人の省エネ行動が変わってくるというのは一般的に 認められていることですが、会社という組織の中で共有することができることは、 大きな省エネ効果に結びついてくるということや、建物における、より効率的な 省エネ計画を提案できるシステムを開発していく予定です。 これまでユーザー様向けに行っていたセミナールームも、この建物内で実 施できるようになりました。このセミナールーム、実は、カラマツ無垢板張りと なっております。ぜひ、裸足でセミナーを受けていただきたいと思っています！ 裸足で体験できるPCソフトセミナーを実施しているのは、きっと、日本全国、弊 社だけだと思います！ まだまだ、整備しきれていないところもありますが、社員一同、多くのユーザー 様をお迎えできるよう、日々、がんばっております！ ぜひ、多くの方に、ご来場いただきたいと思います。