2013年10月23日(水)~25日(金)、東京ビッグサイトにて「第35回 ジャパンホームショー 2013」が開催されました。
インテグラルは2013年10月25日(金)、株式会社エクスナレッジ様主催の「建築知識 実務者セミナー」にて講演を行いました。
毎年恒例となっている、インテグラル代表取締役 柳澤の講演ですが、
2013年は?「改正省エネ基準のポイント解説&温度計測による断熱性能の評価方法」というタイトルで、2013年10月1日に施行されたばかりの平成25年省エネ基準のポイント解説と、スマートワトソン君を用いた省エネ性能の見える化について、講演いたしました。
当日は台風が近づく悪天候にも関わらず、沢山の方にご出席いただき、ほぼ満員でした。
参加者様の内訳としては、工務店・設計事務所・建築関連会社に加え、1/4は建材メーカーの方も参加されていました。
講演の内容を熱心にメモされている方が多かったのが印象的でした。
■平成25年省エネ基準のポイント解説
前半は、平成25年省エネ基準のポイントと、ホームズ君シリーズにおける算定について解説いたしました。
改正のポイントとしては、下記が挙げられます。
- 外皮性能が外皮等面積での算定に変わり、建物規模による差が少なくなった
- 性能規定の算定の中に、簡易計算法が設けられた
- 新仕様規定が一時的に設けられるも、基準が厳しくなった
- 一次エネルギー消費量の算定が必要になった
外皮性能の算定を行うためのExcelが、建築研究所や評価機関から提供されていますが、入力に手間がかかったり、制限があったりという声を聞きます。
また、新仕様規定は安全設計となっているため、性能規定に比べ、オーバースペックになりがちです。
そこでホームズ君の出番。下記ホームズ君シリーズにおいて、平成25年省エネ基準にいち早く対応しています!
性能規定の計算ルート(詳細計算法、簡易計算法)どちらにも対応していますので、柔軟かつ経済的な設計が可能になります。
また、ホームズ君を用いた新築の設計やリフォームでは、耐震性能と省エネ性能を同時に考慮しながら設計していくことが可能です。
それにより、工期・費用面でも合理的で、ワンランクアップの設計やリフォームを提案できるでしょう。
■温度計測による断熱性能の評価方法
後半では、平成25年省エネ基準に基づき設計した断熱性能を、どう見える化するかを実際の計測・解析結果を元に解説いたしました。
今回解説した計測・解析方法は、
国土交通省 住宅・建築物省CO2先導事業実績(
TREC)においても用いられた方法です。
計測・解析方法は下記の通りです。
- 外気温より10℃以上の温度差となるよう温め、停止
- その後6時間程度の温度降下を計測する
- 設計上のQ値と、2.より求めた推定Q値を比較する
新築住宅においては、設計上の断熱性能に対する実情評価が、
既存住宅においては、断熱改修の必要性の客観的判断、改修前後の断熱性の向上の評価が行えます。
これらは、
ホームズ君「スマートワトソン君」(温湿度・電力量計測WEBシステムサービス)を用いることで可能です。
現場の温度計測により見える化した数値で施主様に証明することができます。
そうすることで、コストアップの不満も消え、満足度向上につながるでしょう。
2013年12月下旬には、これまでのスマートワトソン君の性能や使い勝手を向上させた、
スマートワトソン君Ver.3を発売予定です。
発売時期等、詳細が決まり次第、
スマートワトソン君ホームページ(http://watsonkun.jp/)にてご案内いたしますので、ご期待ください。
2020年の省エネ義務化まであと7年。
ホームズ君があれば性能規定も難しくありません!平成25年省エネ基準にいち早く対応し、効率的な設計と省エネ性能の見える化で他社との差別化を図りましょう!