サポートセンターから~ホームズ君「耐震診断Pro」プログラム評価版 お問い合わせランキング~
インテグラルのサポートセンター担当です。
ホームズ君「耐震診断Pro」は2013年9月末にVer.4.1が2012年版として木造住宅耐震診断プログラム評価(日本建築防災協会)を取得し、Ver.3.1も2004年版としてプログラム評価を更新しました。
プログラム評価版では、各バージョンにおいて、いくつか変更がございます。変更点はHP上で公開していますのでぜひご確認ください。
⇒【耐震診断Pro Ver.4.1の変更点】 【耐震診断Pro Ver.3.1の変更点】
最近はサポートセンターへの問い合わせ内容もプログラム評価版に関するご質問が増え、多くのユーザー様にご利用いただいていることを実感しています。そこで、今回はプログラム評価版リリース後に多かった各バージョン共通のお問い合わせをランキングしてみました。
【お問い合わせ内容ランキング-V4.1、V3.1共通-】
1位 CAD入力がすべて終わったのに、評点が表示されない。
2位 土塗壁と筋かいが同位置で入力できない。
3位 基礎部分入力を行なっても計算に反映されない。
上記3点が、プログラム評価版をお使いのユーザー様からいただくご質問の大きな割合を占めています。ご質問の内容についてご紹介いたします。
まず、1位の「CAD入力がすべて終わったのに、評点が表示されない」について
各診断画面で、算定条件設定と劣化度の設定で未設定の箇所(算定条件設定では赤字で表示されている箇所、劣化度の設定では図面上に「未設定」と表示されている箇所)がないかをご確認ください。リアルタイム診断を含めた評点は、計算に必要な条件すべての設定が完了した時点で表示されます。評点表示後、壁の入力を変更した場合には、劣化度が未設定に戻りますので、あらためて劣化度を設定いただく必要がありますのでご注意ください。
次に2位の「土塗壁と筋かいが同位置で入力できない」について
土塗壁と筋かいの組み合わせは柱や壁の厚みを考慮し、耐力評価できる有効な組合せとして「土塗壁(片面)」と「筋かい(15×90)」または「筋かい(30×90)」のみとするというのが、プログラム評価部会の結論となりました。
そのため、プログラム評価版においては、土塗壁と筋かいが同位置に入力されている場合で、上記の条件に該当しないものについては、メッセージが表示され診断に進めない設定となっています。 施工の状況をご確認いただき、土塗壁と筋かいのどちらを耐力として評価できるか確認した上で、入力を調整いただく必要がありますのでご注意ください。
そして3位の「基礎部分入力を行なっても計算に反映されない」について
「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法(例題・資料編)」P.124に示されたルールに基づき基礎補強を行なっていない場合は、基礎部分入力で補強基礎を入力いただいても計算には反映されません。たとえば、半島型基礎や基礎部分補強の長さ(0.9m、1.8m)が確保できない壁直下の基礎補強は、補強ルールの条件に該当しないため、計算には考慮されません。
上記に思いあたるような内容があった場合、ご参考になれば幸いです。
今後も、サポートセンターでは、ホームズ君をご利用いただく上でご参考となる情報を発信していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
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