2011/9/29に、ホームズ君「構造EX」Ver3.30がリリースされました!
今回の大きな変更点は、許容応力度計算に関する下記の2点です。
(1)許容応力度オプションが住木センターの「木造建築物電算プログラム認定」を取得
2011年9月1日、ホームズ君「構造EX」の許容応力度オプションが、
(財)日本住宅・木材技術センターにより、「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2008年版)」
(通称 新グレー本)に準拠していること・法令との整合性・プログラムの妥当性・誤用防止策
や運用の適切さについての審査を経て、認定書の交付(認定番号:P04-03)を受けました。
ホームズ君「構造EX」、特に許容応力度オプションの主なコンセプトとして、
「操作がわかりやすい」
「使いながら許容応力度計算を学べる」
ことを掲げています。
普段から構造設計を中心に行っている方にはもちろん、
「これから構造計算(許容応力度計算)に取り組もう」という方にも
できるだけ簡単にお使いいただけるよう、日々改良を続けており、
今回のプログラム認定を受け、より安心してお使いいただけるようになったと思います。
今後は、構造計算が必要となる3階建てはもちろん、2階建ての住宅においても、
許容応力度計算を駆使すればより柔軟な設計が可能となり、
他社との差別化を図ることも可能になると思われます。
ぜひこの機会に、許容応力度計算への取り組みを始めてみてはいかがでしょうか?
詳細は次のページをご覧ください。
▼(財)日本住宅・木材技術センター プログラム認定取得のお知らせ
https://www.homeskun.com/homes/products/hm-kozoex/eval.html
(2) 面材詳細計算法オプションの新発売
面材詳細計算法とは、新グレー本に記載の無い仕様の耐力壁や水平構面(床、天井、屋根)
を作成するための計算方法です。
新グレー本第4章「特殊な仕様や形状に対する構造設計法」に解説されている、
「面材張り耐力要素の詳細計算法」に準拠しています。
短期許容せん断耐力が大きい仕様を作って許容応力度計算を行うことができますので、
木造住宅はもちろん、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」
(公共建築物等木材利用促進法、2010年10月1日施行)によって今後原則木造化が
図られる低層公共建築物に必要になるであろう大スパンの構造設計に有効です。
「スパンの大きい部屋や空間を作りたい」
「耐力の強い壁がほしい、それによって耐力壁の数を抑えたい」
などのように、施主や意匠担当者の要望に応えた、より柔軟な設計も可能になります。
しかし、ここで問題があります。
面材詳細計算法は、手計算が大変なのです!(実際にやってみました…)
計算過程も複雑で、長いです。
制限事項や適用条件もあり、チェックも大変です。
申請等に必要になるであろう計算書も、書くのに一苦労です。
そこで、「できるだけ簡単に面材詳細計算法を使えるようにしよう」と開発したのが、
面材詳細計算法オプションです。
いくつかの計算条件(面材の厚さ、釘の種類やピッチ等)を入力するだけで、
計算結果(耐力)が瞬時にわかり、計算書も出力可能です。
詳しくは、次のページをご覧ください。面材詳細計算法の実例も紹介しています。
▼ホームズ君「構造EX」 面材詳細計算法オプションについて
https://www.homeskun.com/homes/products/hm-kozoex/syousaiop.html
▼「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」について
http://jutaku.homeskun.com/law/mokuzai.html
その他にも「リアルタイムQ図」など、機能拡張による操作性の向上などが図られていますので、
ユーザーの皆様にはぜひ、バージョンアップをお願いしたいと思います。
▼Ver3.30のバージョンアップ内容の詳細はこちら
https://www.homeskun.com/homes/products/hm-kozoex/verup.html
ホームズ君「構造EX」Ver3.30 リリース(プログラム認定、面材詳細計算法)
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