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2012年10月3日


公共施設や一般住宅で『温湿度・電力量測定に関する実証実験』を行います

2012年10月中旬から、つくば市と共同で公共施設や一般住宅での『温湿度・電力量測定に関する実証実験』を行うことになりました。温湿度・電力量測定には、弊社が開発した「スマートワトソン君」を使用します。 公共施設については、現在、幼稚園・小学校・中学校での実証実験を予定しており、「スマートワトソン君」によるデータ測定が可能であるかの検証とともに、施設内の温湿度や電力消費量を『見える化』することで、利用者や居住者の施設内環境や省エネに対する意識がどのように変化するのかを検証します。 一般住宅については、つくば環境スタイルサポーターズ個人会員の方にご参加いただき、実験を行うことで、住宅に対する省エネ意識が変化するかなどを検証します。実証実験に参加いただく場合は、FAXまたはインターネットでのお申込みが必要になりますが、早くも複数の方からご応募いただき、省エネに対する関心の高さをうかがわせます。 温湿度・電力量測定実証実験モニター募集のお知らせはこちら 以前にも書きましたが、「スマートワトソン君」の特徴は『間取りで分かる室内環境』です。例えば、間取りやグラフからは上図で示したようなことが見えてきます。図に示されていること以外にも、寝室の室温が高くなる時間を知ることで、適切な冷房時間を設定することができたり、納戸の扉は空けておいたほうが良いのか、などなど、なんとなく画面を眺めているだけでも色々なことが分かってきて、なんだか楽しくなってきます。 上図は夏場の計測結果ですので、リビング以外の部屋が暑い結果になっていますが、冬場では、逆にリビング以外が寒い状態になるかと思います。その時は、リビングと洗面所などで温度差表示を設定しておくことで、ヒートショック対策に役立てる、という使い方もできます。 「スマートワトソン君」は住宅環境を『見える化』するシステムですが、今回の実証実験の結果をもとに、今後は、住宅の省エネ、さらには、快適性や健康面など住宅環境を多面的に評価できるようにシステムを充実させていく予定ですので、今後とも「スマートワトソン君」をよろしくお願いします。